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引き菓子の由来 その由来は馬!?
 引き菓子とは、結婚式に参列してくださった方々の、家で待つご家族へのお土産として、宴のお膳をお裾分けすることから始まったもの。古くは「紅白饅頭」鶴・亀・松竹梅などの縁起物をかたどった「干菓子(らくがん)」が主流でした。また、「引き出物」の記念品が両家からの贈り物であることに対して、「引き菓子」は新郎新婦からの贈り物として、のし紙にも新郎新婦のファーストネームを記します。(通常は左に新郎、右に新婦の名前となりますが、婿養子の場合は逆に書くものなのだそうです。)

 この「引き菓子」や「引き出物」の「引き」という言葉には、「贈る」「配る」という意味があります。それは、平安の昔、お客様へのお帰りの際に「馬を引き出して贈った」ことに由来するのだそうです。やがて、馬のかわりに金品を贈るようになり、酒宴の膳に添える贈り物を「引き出物」と呼ぶようになったそうです。

 あり得ないと知りつつも、現代で馬が引き出物だとしたら、披露宴会場より大きな「馬の控え室」が必要になる…と心配してしまいます。式場前もきっと、馬の交通渋滞ができてしまいますよね…心配。
引き菓子の由来 その由来は馬!?
 地方によって習慣はさまざまですが、引き出物や引き菓子にはおもしろい縁起担ぎが隠れています。

 「嫁入りに対する気合いの入り様では日本一!」と有名な愛知県を代表に、引き出物にはよく「鰹節」が添えられます。その「鰹節」の縁起担ぎの由来はなんと、「勝男武士」!!勝つ男&武士な訳ですから、戦に勝つ強い男=武運長久・お家安泰な訳です。ほとんど「夜露死苦(よろしく)」「愛羅武勇(アイラブユー)」と同じですよね。

 また、四国の引き菓子として有名な「おいり」。餅米を使ったカラフルなお菓子ですが、その丸くつぶつぶな形態から「心を丸く、まめまめしく働く」という縁起を担いでいます。餅米を「煎る」と嫁入りの「入る」を掛けて「おいり」というネーミングになったそうで、ちょっとした大喜利です。「ポン菓子と掛けて、結婚式と説きます。その心は、どちらもいります!!」

 最近主流の「バームクーヘン」にも縁起担ぎが隠れています。「夫婦末永く年輪を刻めますように」とのこと。でもこれはバームクーヘンの故郷ドイツで生まれた縁起担ぎ。ドイツでもお祝いの席には欠かせないお菓子だそうです。スマートな縁起担ぎですね。
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